ASMRの新しい魅力:実体験からわかったリラックス&集中力アップのコツ

ヘッドホンでASMRを聴きながらリラックスする女性のイメージ ASMRの効果

ASMRの新しい魅力|2013年の出会いから気づいた、音との心地よい付き合い方

はじめに|私がASMRと出会った日

ASMRとは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略で、日本語では「自律感覚絶頂反応」と訳されることがあります。

特定の音や映像をきっかけに、頭や首筋などに心地よいゾワゾワとした感覚が生じる現象です。

私が初めてASMRに出会ったのは、2013年のことでした。

友人から「不思議な動画があるよ」と教えられ、海外の囁き声の動画を見たのがきっかけです。

当時は日本でASMRという言葉がほとんど知られておらず、私自身も、どういう気持ちで楽しめばよいのか戸惑いました。

しかし、何気なく再生した囁き声の動画に、いつの間にか引き込まれていました。

頭の後ろから温かい感覚が広がり、心が穏やかになっていく。

初めて経験する、不思議な心地よさでした。

それが、私とASMRの出会いです。

翌2014年には、自分でもASMR動画を制作するようになりました。

ASMRを聴いて感じる、ほっとする時間

日々の生活の中では、気づかないうちに疲れや緊張がたまることがあります。

そんなとき、私にとってASMRは、気持ちを落ち着けるための選択肢の一つです。

軽やかなタッピング音や優しい囁き声を聴いていると、肩の力が抜けていくように感じることがあります。

もちろん、これは私自身の感覚です。

ASMRを聴くと誰もが同じようにリラックスできるわけではありません。

一方、ASMRによる気分や身体の変化を調べた研究もあります。

2018年に発表されたシェフィールド大学などの研究では、ASMRを経験する人がASMR動画を視聴した際、心地よい気分の増加や心拍数の低下が観察されました。

この結果は、ASMRによる心地よさが、一部の人では身体の変化を伴う可能性を示しています。

ただし、ASMRがすべての人のストレスを軽減することや、病気を改善することまで証明されたわけではありません。

参考研究

Poerio, G. L. ほか(2018)

More than a feeling: Autonomous sensory meridian response (ASMR) is characterized by reliable changes in affect and physiology.

PLOS ONE

More than a feeling: Autonomous sensory meridian response (ASMR) is characterized by reliable changes in affect and physiology
Autonomous Sensory Meridian Response (ASMR) describes the experience of tingling sensations in the c...

眠る前にASMRを楽しむ

私自身、眠る前に静かな囁き声や自然音を聴きたくなることがあります。

考え事をしている夜でも、好きな音に耳を傾けることで、気持ちが落ち着くことがあります。

ただし、ASMRが睡眠の質を確実に高めるかどうかについては、まだ研究が必要です。

眠れないときに無理に聴くのではなく、一日の終わりに心地よい音を楽しむ。

私は、そんな取り入れ方が好きです。

ASMRと睡眠に関する研究や、寝る前の音の選び方については、別の記事「【ASMRと睡眠】なぜ眠くなるの?寝る前におすすめの音と楽しみ方」でも紹介しています。

作業中に楽しむ環境音

ASMRや環境音は、眠る前だけでなく、作業中に楽しむこともできます。

私は作業中、雨音やカフェのざわめきなどを流すことがあります。

周囲の小さな物音が気になりにくくなったり、作業する場所の雰囲気が変わったりするところが好きです。

ただし、音を流せば必ず集中力が上がるというわけではありません。

言葉のある音声が気になる人もいれば、無音の方が集中できる人もいるでしょう。

私自身も、その日の気分や作業内容によって、聴きたい音が変わります。

大切なのは、音を流すこと自体を目的にするのではなく、自分が心地よく作業できる環境を見つけることだと思います。

ASMRを聴く側から、作る側になって

2013年に初めてASMRを聴いたとき、私はその不思議な感覚に驚きました。

そして2014年からは、自分でも音を届けるようになりました。

囁き声で日本語を読んだり、本を朗読したり、さまざまな音を収録したり。

制作する側になってから、音に対する意識も少しずつ変わってきたように思います。

普段は何気なく聞き流している音でも、マイクを通して聴くと、違った表情を見せることがあります。

同じ言葉でも、声の大きさや話す速さ、間の取り方によって印象が変わります。

そうした違いを探すことも、私にとってASMR制作の楽しさの一つです。

初めてASMRに出会ったときの「なにこれ?」という驚きは、今でも新しい音や表現を考える原動力になっています。

ASMRの感じ方は人それぞれ

ASMRには、囁き声、タッピング、耳かき、ロールプレイなど、さまざまな種類があります。

しかし、すべての人が同じ音を心地よく感じるわけではありません。

私の友人の中にも、特定の音を不快に感じる人がいます。

だからこそ、自分に合う音を探すことが大切だと思います。

心地よいと感じる音があれば楽しみ、苦手な音があれば無理に聴かない。

音量も控えめにして、自分のペースで楽しんでみてください。

おわりに|音の世界は、まだまだ面白い

2013年、友人に教えてもらった一本の動画から、私のASMRとの付き合いが始まりました。

最初は不思議な動画だと思っていたものが、やがて自分自身の表現活動につながっていくとは、当時は想像していませんでした。

ASMRの魅力は、眠くなることやリラックスすることだけではないと思います。

普段は意識しない音に耳を傾けたり、自分の好きな響きを見つけたり。

音を通じて、新しい感覚に出会えることも魅力の一つです。

これからも私は、囁き声や日本語、日本文学、和楽器などを通じて、さまざまな音の世界を届けていきたいと思っています。

この記事が、みなさんにとって新しい音との出会いのきっかけになれば嬉しいです。

ではでは皆さん、また次回。

ごきげんよう。

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